シス・カンパニー公演 かもめ
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 日本の近代演劇の黎明期から現代に至るまで、私たちを魅了し大きな影響を与え続けてきたロシアの劇作家チェーホフ。日本では、20世紀初頭から繰り返し上演され、まるで教科書のように手本とされながら、今なお新鮮な問題提起をしてくれる劇界です。もちろん、日本のみならず、世界の現代演劇の礎とも言えるほど、その影響は計りしれず、特に、彼の晩年期に書かれた「かもめ」「ワーニャ伯父さん」「三人姉妹」「櫻の園」は、チェーホフ四大戯曲として長く親しまれてきました。

 そのチェーホフ四大戯曲に、シス・カンパニーと鬼才ケラリーノ・サンドロヴィッチ(KERA)が挑むシリーズがスタートします。題して、<KERA meets CHEKHOV vol.1/4>。 結成20周年を迎えた「ナイロン100℃」をはじめ、劇作家・演出家として、日本の演劇界に新風を送り続けているKERAが、その独自の視点から上演台本執筆と演出を手がけ、チェーホフの劇世界に迫ろうというシリーズ!私たちシス・カンパニーにとっては、稀代の戯作者:故井上ひさし氏の音楽評伝『ロマンス』(2007年)で、その人生を追体験して以来のチェーホフとの再会です。
 弊社とKERAの思いが重なり合った本企画では、戯曲の翻案や再構成はせず、19世紀末期のロシア演劇界において、「演劇の革新者」であり続けようとしたチェーホフが描いたままに、戯曲の世界を忠実にたどっていきます。そして、19世紀末期の知識層の空気感は保ちつつ、KERAならではの言語感覚で、現代にも違和感のない会話劇としての上演を目指しています。チェーホフが基本的に描こうとしていたものが、喜劇であれ、悲劇であれ、戯曲を忠実にたどることで、そこにある「人間のあるがままの姿」が、より自然な形で現代の私たちの心情とも響き合い、その真意が、おのずと浮き彫りになるのではないか、、、、と考えています。

 今回の記念すべきシリーズ第1弾上演「かもめ」には、'11年、蜷川幸雄演出『ミシマダブル』以来2年ぶりの舞台出演となる生田斗真、清水邦夫作の舞台『楽屋』でニーナの台詞を語り鮮烈な印象を残した蒼井優、現代劇への出演は、'11年『ベッジ・パードン』以来となる 狂言師・野村萬斎、そして、前述「ロマンス」でチェーホフの妻は演じていますが、実は意外にもチェーホフ戯曲を演じるのは初めてという大竹しのぶをはじめ、名実共に日本の舞台芸術を牽引する顔ぶれが集結。 今日でも私たちの感性に訴えかける戯曲のみずみずしさに、よりリアルで人間的な輝きと躍動感を与える役割を担います。

 この企画は、四大戯曲の発表順に縛られず、最高のキャスティング、シチュエーションが整い次第上演する不定期上演です。シス・カンパニー+KERAの最強のタッグで、近い将来の上演完結を目指していますが、ひとつひとつの作品に真っ直ぐに向き合い、時間をかけ丁寧にチェーホフの世界を探求していきたいと考えています。
 まずは、第1弾『かもめ』で、皆様にもチェーホフ戯曲との新たな出会いをお楽しみいただければ幸いです。


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シス・カンパニー (03)5423-5906
番号はお確かめの上、お間違えないようおかけください。