シス・カンパニー公演 トップ・ガールズ
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  日本の演劇シーンの最先端で活躍する7名の女優たち 〜 寺島しのぶ、小泉今日子、渡辺えり、鈴木 杏、池谷のぶえ、神野三鈴、そして、麻実れい 。彼女たちのクレジットを公演チラシの中に見つけると、作品への興味や期待感が俄然高まり、その存在自体が劇場に足を運ぶ大きな動機になっている演劇ファンも多いはず。
そんな輝きと魅力に溢れた"正真正銘のトップ・ガールズ"が一堂に会する舞台「トップ・ガールズ」が、2011年4月に開幕します。"ひとつの舞台に、この7人全員が?! "というツブヤキも飛び交う驚きの顔合わせ!
今から春の訪れが待ち遠しくなるような注目作品を、シス・カンパニーがお届けいたします。

物語は、ロンドンのキャリア・ウーマン、マーリーン(寺島しのぶ)が、男性たちとの熾烈な競争の末、遂に重要ポストを勝ち取った昇進祝いのパーティから始まります。 ところが、ウェイトレス(池谷のぶえ)が案内する席に次々と集まって来たのは、歴史や芸術作品に名を残す古今東西のパワフルなヒロインたち・・・・。
顔ぶれは、ヴィクトリア朝時代に世界を旅した女性探検家・イザべラ・バード(麻実れい)、日本の帝の寵愛を受け日記文学に名を残す二条(小泉今日子)、ブリューゲルの絵画「悪女フリート」に登場する女傑(渡辺えり)、女性であることを隠し法王になったヨハンナ(神野三鈴)、中世の「カンタベリー物語」に登場する貞淑な妻グリゼルダ(鈴木杏)の面々。彼女たちは、パーティの目的なんかお構いなしに、我先に自分の人生に起こった出来事や出会った男たちとのあれこれ、自分が女性として何かを成し遂げるまでに辿った苦難の道を、猛烈な勢いで話し出します。まさに時空を超えた "史上最強のガールズ・トーク" の盛り上がりです。
しかし、そんな彼女たちから飛び出す荒唐無稽にも聞こえる物語は、すべてが異なる時代の出来事でありながらも、現代の私たち自身の問題として、生き方や在り方さえも問いかけてくるのです。
やがて、舞台はマーリーンの今の姿を描く現実社会へ・・・。"ガールズ・トーク"のヒロインたちは、マーリーンの現実での人間関係を構成する一員として登場。複数の役柄を演じることで、女性の生き方の多様性を描く役割を担い、マーリーンが成功の代償に何を犠牲にしてきたかが次第に明らかにされていきます。



英国の女性劇作家キャリル・チャーチルが本作執筆に取り組んだのは、英国初の女性宰相マーガレット・サッチャーが政権を獲得した翌年・1980年のこと。初演は、1982年8月、ロイヤル・コート劇場にて開幕しました。同年にはニューヨークに進出。オフ・ブロードウェイ最高の演劇賞・オビー賞を受賞し、時空を行き来する斬新な劇構造と7人の女優たちが16役を演じながら発信する風刺性に富んだメッセージが高い評価を獲得しました。
当時の英国は、"鉄の女" マーガレット・サッチャーが強硬な保守派として君臨する一方で、全世界的には、サッチャーは女性の社会進出の象徴的な存在でもありました。そんな80年代は、"アイアン・レディ"の歩みと共に、女性を取り巻く労働環境と社会意識は、英国のみならず全世界的に劇的に変化を遂げていきます。しかし、社会の変革意識が上昇気流を描く中、「自立と自由の権利」を奪取したはずの女性たちは、前進の局面で様々な矛盾と苦悩に遭遇。またキャリアでも "ガラスの天井"という見えない限界に行く手を阻まれていきました。
そして、旧態依然とした家族制度や階級意識、男女差別の実態も、女性たちには多くの試練を課したのです。
この作品は、その身を切るような葛藤をも、さまざまな角度から描き出しています。 
しかし、作品誕生から30年近くたった今もなお愛され上演を重ね、女性と社会の在り方に向けたヴィヴィッドなセリフの数々が色あせていないのは、おそらくこの作品が、そんなサッチャー時代の不条理な"女性性"の闘いを懐古的に描いてはおらず、また、過去の女性たちが切り開いた現在の成功の歴史を賛美するものでもないからでしょう。 この作品は、 "女性"であることの不自由さや負の歴史さえも最大の武器に変え、いつの時代にも、生きることを享受する知恵に満ちた愛すべき女性への敬意が描かれているのではないでしょうか。そして、その姿は、それぞれが過ごしてきた時代は違えども、創作の現場で常に第一線で闘ってきた7名の女優たち〜寺島しのぶ、小泉今日子、渡辺えり、鈴木杏、池谷のぶえ、神野三鈴、そして、麻実れい〜と演出:鈴木裕美の姿にも重なります。そんな日本の愛すべきトップ・ガールズたちが繰り広げる史上最強の"ガールズ・トーク"!
男性・女性問わず、参加は自由。大歓迎いたします。 是非じっくりとお付き合い願います。お楽しみに!



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シス・カンパニー (03)5423-5906
番号はお確かめの上、お間違えないようおかけください。